変形性頚椎症のしびれ、バネ指の痛みが消退

【治験症例1】

 変形性頚椎症・バネ指

 64歳・女性・給食の仕事/身長150cm・体重46kg

◆症状の経過

 1年前より、右前腕と右手5指すべてのしびれ、左手第4指の痛みがあった。整形外科を受診したところ、右前腕と右手指のしびれは変形性頚椎症によるもの、左手の薬指の痛みはバネ指と診断された。

 鎮痛剤を処方され服用したが、あまりよくならず、胃の調子も悪くなった。仕事にも支障が出始めたので、友人の紹介で光線治療を希望し、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療 

 3002-5000番の治療用カーボンを使用し、通院治療で両足裏部・両足首部・腰部・肩甲骨間部各10分間、両膝部・腹部・後頭部・左手薬指部各10分間照射、右腕部・右手指部各10分間照射。両足裏部・両足首部・両膝部・腹部・腰部が集光器使用せず、後頭部・肩甲骨間部・右腕部・右5指・左手薬指は1号集光器使用。4台の治療器を使用し、3回に分けて治療した。

◆治療の経過

 痛みの症状が強いため、しばらく週2回の通院治療を行った。光線治療10回目ごろまでは、痛みが強くなる傾向が見られた。その後は徐々に痛みが軽減した。

 治療30回目で痛みは改善したが、しびれはあまり変化が見られなかった。仕事が忙しくなったため、治療器を求めて、自宅でも根気よく光線治療を続けた。 

 半年間ほどで腕のしびれがなくなり、約1年間で手指のしびれも消退した。その後、光線治療はときどきしかできなかったが、光線開始5年経過後も、バネ指やしびれの再発は見られない。現在は動悸や背中が重い感じがときどきあるため、光線治療を定期的に行っている。

◆コメント 

 女性は手根管症候群、腱鞘炎、バネ指などの疾患が男性に比べて起こりやすく、これらの疾患はしびれの症状をともなうことが多く見られる。手根管症候群は女性では50~60歳代に最も多く、ついで20~30歳代に多く見られ、更年期と妊娠・出産期に2つのピークがある。

 腱鞘炎は狭窄性腱鞘炎(ドゥケルバン病)が多く、手の第1指の動きが制限され、第1指を曲げると痛みが強く、進行するとバネ指の状態になる。バネ指は第1指のほかに第3指、第4指、第5指の順に起こりやすいとされている。

 本治験例は、給食の仕事のため立ち仕事で手首や手指をよく使ったことで、頚や手指を悪くしたが、約1年の光線治療で痛みやしびれは完治した。

●血圧(mmHg)

132/68(初診時)→ 136/74(半年後)→ 126/72(1年後)→ 121/70(5年後)

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

中央林間うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 大和市中央林間で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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