難病の頚椎後縦靭帯骨化症の症状が軽快した
東京都/55歳・女性・自営業手伝い
52歳ごろから頚の右側に痛みがあり、レントゲンで頚椎の椎間板が狭くなっていると言われました。
しばらく頚の牽引治療を続けましたが、まったくよくなりませんでした。そのうち右腕もだんだん重だるくなってきて、右腕を上げることさえも大変になり、布団や洗濯物を干したりすることもできず、さらにお茶の急須をもつことさえもつらくなってきました。
大変不安になって病院で詳しい検査を受けた結果、頚椎後縦靭帯骨化症と診断され、「この病気は難病指定されていて、頚椎を支える靭帯が骨化して増大し、神経を圧迫して知覚障害や運動障害を引き起こす」と言われました。ひどくなると、手足が動かなくなることもあると聞き愕然としました。
手術も勧められましたが、大変な手術のようで、しばらく考えさせてもらうことにしました。さらに悪いことに、夜中から朝方にかけてひどい咳で目覚めるようになり、そのことで病院に行ったところ、喘息との診断を受けてしまいました。
2つの病気でとても滅入っていたとき、光線治療という治療法があることを知り、すがる思いで貴付属診療所(光線研究所付属診療)を受診して指導を受けました。数回通院治療を受けたところ、よい感じがあったので、早速光線治療器を求め、次のような指導のもとに自宅照射を始めました。
治療用カーボンは3001-4008番を使用し照射部位は両足裏部・両足首部・両膝部・腰部(以上集光器使用せず)・頚椎下部・左右咽喉部(1号集光器使用)各10分間照射です。
光線照射により、からだや冷たかった手が温まり、力がついてくる感じがしました。頭の痛みも徐々に楽になり、右腕のだるさも減ってきました。1ヵ月ほど照射を続けたところ、洗濯物も干せるようになり、急須を持つのも楽になって、しばらく休んでいた太極拳も再開することができました。さらに喘息の咳や痰も減り、夜中に目覚めることがなくなりました。照射3ヵ月で右腕の動きがほぼ元通りになり、上を向くと痛みがあった頚も、半年間の照射でなくなりました。
咳もまったくなくなり、喘息も治ってしまったようです。
頚椎後縦靭帯骨化症そのものはまだあると思いますが、このままの状態を維持できれば日常生活は問題ありません。難病にかかわらず、手術しないで症状がよくなりまして、光線治療には大変感謝しております。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著