結石 3
【治験例 1】
■尿管結石症
◆22歳/男性
◆治療の経過:右下腹部痛と血尿があり、痛みは徐々に強くなった。病院で検査したところ、右の尿管に結石があると診断された。病院で処方された鎮痛剤で痛みを抑えたが、2ヵ月後にまた尿管結石の痛みが現れた。知人より光線治療のことを聞き当診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療:3002-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、腰部各10分間、両膝部、左下腹部各5分間、右下腹部、右腎臓部各20分間照射。
◆治療経過:痛みがある場合は1日1回から3回右下腹部を照射した。光線治療により痛みは軽減した。光線開始後2週間頃に尿とともに結石が出始め、3週間目には数個の結石が痛みもなく排出した。その後、病院の検査で尿管結石は完全に失くなっていることが確認された。
【治験例 2】
■腎石症
◆59歳/女性
◆治療の経過:1年前に腰上部の痛みで検査を受け、右の腎結石と診断された。病院で2回、衝撃波破砕治療を受けたが、結石の一部が欠けただけで効果がなかった。その後血尿はないが常にシクシクと痛み、服薬していた。知人の紹介で当診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療:3002-5000番と3001-4008番の治療用カーボンを1日おきに交互に使用し、両足裏部、両膝部、腹部、腰部各5分間(以上集光器使用せず)、右腎臓部(2号集光器使用)10分間照射。
◆治療経過:治療開始後、腰の痛みが緩和した。光線治療は大変気持ちよく1日2回治療することも多かった。治療1ヵ月後、排尿時に米粒大とさらに小さい4~5個の石が排尿とともに排出された。その後、病院の検査で腎結石がすべてなくなっていると確認された。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著