結石 2
尿路結石の原因
結石発生そのものの原因は不明な点が多い。
尿中に多量に溶け込んでいるさまざまな塩類が、なんらかの原因で尿中に結晶化し大きく成長し結石となる。
●長期間寝たきり状態:骨が萎縮してカルシウムやりんの代謝バランスが崩れ、結石ができやすい。
●尿の通過障害:停滞:尿路の形の異常、奇形などによる尿管狭窄、前立腺肥大などがあり、これに尿路感染を合併すると結石ができやすい。
●副甲状腺機能亢進症:副甲状腺ホルモン(カルシウムやリン代謝に関係)が異常に分泌し、結石ができやすい。
●高尿酸血症(痛風):尿中に尿酸が多く排出されているため、結石ができやすい。
●その他:先天的な代謝異常、食事の影響(動物性たんぱく質の過剰摂取)、ステロイド剤服用や緑内障治療薬などの副作用で結石ができやすい。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著