頭痛 2

【治験例 1】

■頭痛

◆51歳/女性/主婦

◆症状の経過:40歳より高血圧症のため降圧剤を服用していた。50歳時、姑(77歳)が慢性関節リウマチで入院してから、その世話で疲れ、後頭部痛、肩こりがみられ、頭痛は朝に強かった。血圧も高くなってきたので不安になり、友人の紹介で当診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療:3002-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両膝部、腰部(以上集光器使用せず)各10分間、腹部(集光器使用せず)、肩甲骨間部、後頭部(以上1号集光器使用)各5分間照射。

◆治療の経過:足の冷え、後頭部、肩こりの改善が不十分なので、治療2ヵ月目よ両足裏部20分間、肩甲骨間部、後頭部各10分間に変更した。治療3ヵ月で体が温まり、短時間でも熟睡でき疲労感が軽減した。頭痛がない日もあり、午前中から家事が可能となった。治療5年目、義母は入退院を繰り返す状態だが、血圧は155/103mmHg(初診時)→140/90mmHg前後(現在)と安定している。

【治験例 2】

■頭痛

◆57歳/女性

◆症状の経過:2ヵ月前より背中が硬くなり、首から左側の手先までしびれが出てきた。若い頃から頭痛持ち(左片頭痛)で頭痛薬を常用していたが、しびれが出てからは、さらに頭痛がひどくなった。整形外科で診察を受けたところ変形性頚椎症および片頭痛と診断されて当診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。初診時左肩甲骨部や後頭部の筋肉の異常な盛り上がりと痛みがみられた。

◆光線治療:3002-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両膝部、腰部(以上集光器使用せず)、左肩部、左後肘部(以上1号集光器使用)、左右咽喉部、左こめかみ部(以上1号集光器使用)、左右咽喉部、左こめかみ部(以上2号集光器使用)各5分間、頚椎下部(1号集光器使用)10分間照射。

◆治療の経過:治療1週間で1日中悩まされていた片頭痛が午後だけになり、しびれも軽くなってきた。治療1ヵ月後には左肩甲骨部や後頭部の痛みも9割方減少し、30年来の片頭痛も起こらなくなった。治療3ヵ月後、背中痛や左手のしびれも完治し、その後片頭痛は全くおこらなくなった。硬かった筋肉も柔軟になり、握力は回復した。便秘や不眠なども解消した。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著

頭痛と冷えの関係

頭痛にもいろいろあるけれど

ときどき頭が痛くなる

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

症例脳・脊髄・神経の病気