炎症性腸疾患 5
【治験例 3】
■潰瘍性大腸炎
◆59歳/男性
◆症状の経過:48歳頃より粘血便、血便が頻回に出るようになり、病院の注腸検査で潰瘍性大腸炎と診断され、投薬を受けていた。その後は、時々血便が出ることがあったが、薬物療法で比較的症状は安定していた。友人の紹介で当診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療:1000-3001番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両膝部各5分間、左右下腹部各10分間、腰部、背正中部各5分間照射。
◆治療経過:光線治療開始以後体調がよく、治療半年後、薬を止めて光線治療のみで治療を続けた。その後、便通など症状は良好で、治療2年後、便の検査も異状なく元気に生活できるようになった。
【治験例 4】
■クローン病
◆35歳/女性
◆症状の経過:30歳のとき仕事の過労から、口腔内にアフタ様潰瘍ができ、腸の炎症もあってクローン病と診断された。入院して薬物治療と腸の手術を受けた。その後も症状が思わしくなく入退院を繰り返していた。将来の不安のため、友人の紹介で光線治療を開始した。
◆光線治療:3001-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両足首部、両膝部各10分間、左右下腹部、腰部、左右咽喉部各5分間照射。
◆治療経過:光線治療3ヵ月後には治療前にあった足の冷えが、解消し、よく眠れるようになった。精神的にも安定し、治療3年で口腔内のアフタ性潰瘍もできなくなり、腸の症状もほとんどない状態になった。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著