月経困難症 2
【治験例 2】
■月経痛/不正出血
◆45歳/女性
◆症状の経過:35歳のときに子宮内膜症と診断され、一時ホルモン療法を受けた。40歳より腹痛時に鎮痛剤を服用するようになった。鎮痛剤を使い続けることも心配であり、また不正出血、冷え症、膝痛もあったので光線治療を始めた。
◆光線治療:3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両膝部、腰部(以上集光器使用せず)、左右下腹部、後頭部(以上1号集光器使用)照射。照射時間は各5~10分間。
◆治療経過:光線治療1ヵ月では、足の冷えの変化がみられなかった。治療2ヵ月目より1日2回治療を行った。治療半年後には冷え症、膝痛は改善し、子宮内膜症による不正出血、腹痛もなくなり、鎮痛剤の服用もなくなった。
【治験例 3】
■月経痛/不正出血
◆43歳/女性
◆症状の経過:昨年の検診時に貧血を指摘され、婦人科で検査を受けた。結果、子宮筋腫(手拳大)と診断され、造血剤を処方された。以前より強い冷え症と生理不順があり、月経の量も多かった。
◆光線治療:3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両足首部、両膝部、腰部(以上集光器使用せず)、左右下腹部(以上1号集光器使用)、陰部(2号集光器使用)照射。照射時間は両足裏部、両膝部、陰部は各10分間、両足首部、腰部、左右下腹部各5分間照射。
◆治療経過:光線治療を1年間継続後婦人科で検査を受けたところ、筋腫は小さくなり、筋腫というほどの物ではないといわれた。月経の量は少なくなったが、冷え症が完全に治っていないので光線治療は継続している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著