前立腺肥大症 2
【治験例 1】
■前立腺肥大症
◆75歳/男性
◆症状の経過:2年前から前立腺肥大症のため通院投薬を受けていた。排尿困難と腰痛があり、夜間頻尿は毎晩3~5回みられた。投薬と光線治療を併用した。
◆光線治療:3002-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両膝部、腰部(以上1号集光器使用)、左右下腹部、後頭部(以上1号集光器使用)、前立腺部(2号集光器使用)照射。両足裏部、前立腺部は各20分間、両足裏部、腰部は各10分間、後頭部、左右下腹部は各5分間照射。
◆治療経過:治療4ヵ月でよく眠れるようになり夜間頻尿は毎晩2~3回に減った。治療1年で腰痛は大分楽になって背中や腰のこりがとれ、夜間尿は1回程度になったが、飲酒すると2~3回に増えるので治療は継続している。
【治験例 2】
■前立腺肥大症、狭心症
◆70歳/男性
◆症状の経過:64歳の時前立腺肥大症と診断されて以来病院に通院し投薬を受けていた。1年前尿閉があり前立腺切除手術を受けた。しかし、術後も毎晩2~3回夜間尿があり、夜間頻尿は改善しなかった。また、以前より心臓肥大、動悸、息切れ、喘息など軽い狭心症の症状があったため光線治療を開始した。
◆光線治療:Ⅰ.3000-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両足首部、両膝部(以上集光器使用せず)、肩甲骨間部(2号集光器使用)各5分照射。、腰部(以上1号集光器使用)、左右下腹部、後頭部(以上1号集光器使用)、前立腺部(2号集光器使用)照射。
Ⅱ.3000-5000番を使用し、両足裏部10分間、両膝部5分間(以上集光器使用せず)、左右下腹部(以上1号集光器使用)各5分間、前立腺部(2号集光器使用)10分間、後頭部(1号集光器使用)5分間照射。ⅠとⅡを1日おき交互に治療。
◆治療経過:光線治療6ヵ月でからだのむくみが減った。昼間の排尿回数、尿量が増加し、夜間尿は1回になった。狭心症による症状も軽減している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著