アレルギー性鼻炎 2
アレルギー性鼻炎の光線治療
可視総合光線療法は、全身および局所の光線の照射によって血液循環を促進し、いつもからだを温かい状態に保つことで自律神経を調整し、鼻炎の発症を抑え、症状を改善します。
鼻炎以外にアレルギーで起こる病気には、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などがありますが、いずれの場合も、光線治療を根気よく続けることが大切です。アレルギーによる症状を解決するためには長期間の治療が必要であるということです。鼻炎患者は、光線治療をしていると鼻の通りがよくなりますが、短期間で治療をやめてしまうと、すぐに元のように悪化してしまいます。つまり、症状がかるくなってからの治療こそが大切で、来年、再発の症状を青そうと思うなら、可視総合光線療法を続けることが大切です。
【治験例 2】
■アレルギー性鼻炎(花粉症)
◆31歳/女性
◆症状の経過:23歳のとき十二指腸潰瘍で吐血、全治したがその頃より花粉症になった。鼻閉塞と鼻の中のかゆみが主症状で、年々症状が強くなった。パッチテストではスギ花粉に反応した。最近、家庭や友人関係でのストレスが多かった。秋に症状が出るのははじめてで、冷え症も強かった。
◆光線治療:3001-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両足首部、両膝部(以上集光器使用せず)各10分間、左右咽喉部(2号集光器使用)、眼・鼻部(1号集光器使用)各5分間照射。
◆治療経過:冷え症を改善することを重点的に治療を開始した。1ヵ月後、冷え症改善の実感が得られると同時に鼻症状の消失がみられた。再発予防のために定期的に治療を継続している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著