続・光線治療物語
光線治療によって病気が寛解した195の症例の他、光線治療で病気が治る理由、なぜ光線が不足するのか、等のことが記載されています。
前篇を読まれた方から次のような質問が殺到したそうです。
「光線治療が書記の記述通り効果のあるものなら、少なくとも公立の大病院で使用するはずである」
これに対しての黒田保次郎(本書著者)の返信は、
現在の医科大学で採用している治療は、みな規格通りの文献によるものに限られている。この光線治療には創業後日が浅く、その文献がないためである。当研究所はその文献を作るべく努力中なのである。現代医学の建て前では、しっかりした文献のない治療はしないことになっているから、医大の教育科目にない物を否定するのは当然である。
というものです。