眼疾患 1
【治験例 1】
■結膜下出血
◆68歳/女性
◆症状の経過:65歳頃から目が疲れやすく、結膜下出血を繰り返していた。長年肩こり、腰痛にも悩まされていた。
◆光線治療:3001-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両膝部、腰部、肝臓部、後頭部各5分間、眼・鼻部5分間と左右こめかみ部各5分、後頭部、眼・鼻部は1号集光器使用、肝臓部、左右こめかみ部は2号集光器使用。
◆治療経過:治療開始後2ヵ月間で疲れ眼の症状は楽になり、結膜下の出血がみられても早く治るようになった。治療1年後では、結膜下出血は起こらなくなった。肩こり、腰痛も改善している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著
●結膜下出血
結膜下出血とは、結膜(眼球を覆っている膜)の白眼部分の下に出血が起きた状態です。見た目以外の症状を伴うことはほとんどなく、自然に治ることが多いです。血管が破れて血液が結膜の下に漏れ出てしまっている状態で充血とは異なります。
原因としては、外傷や結膜炎などの場合もありますが、特定できないことも少なくありません。糖尿病や白血病、感染症などを基礎疾患として結膜下出血が生じることもあります。
【治験例 2】
■眼底出血
◆68歳/男性
◆症状の経過:66歳のとき突然右眼に眼底出血を起こした。眼科で治療していたが、原因はわからなかった。視力は右眼は測定不能、左眼は0.6であった。
◆光線治療:3001-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部10分間、両膝部、肝臓部、後頭部、眼・鼻部、右こめかみ部各5分間照射。後頭部、眼・鼻部は1号集光器使用、肝臓部、右こめかみ部は2号集光器使用。
◆治療経過:治療開始1ヵ月後で右眼視力は0.1、2ヵ月後0.3、3ヵ月後0.4、4ヵ月後0.6と回復してきた。治療2年後、右眼の視力は0.5である。飛蚊症の症状もなくなり、冷たかった足は温かくなっている。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著
●眼底出血
一般的に全身の病気(高血圧、動脈硬化、糖尿病など)に伴う眼底部(網膜や硝子体)の出血。