円形脱毛症 2
【治験例 2】
■円形脱毛症
◆42歳/女性
◆症状の経過:主人が狭心症で入院し、予後も思わしくなことや子供の進路問題でのストレスがあった。12月中旬、右側頭部に10円玉大の円形脱毛に気づいた。洗髪のたびに脱毛の範囲が広がり、目立ち始めてきた。翌年1月中旬には右側頭部の脱毛が広範囲に広がり、周辺髪は白髪交じりとなった。大変強いストレスを受け睡眠もよくとれなくなった。皮膚科の塗布剤や漢方薬でも症状は進み、全く改善はなかった。さらに、数年来の自律神経失調症によry不安感、冷え症もあったため友人の紹介で光線研究所付属診療所を受診をした。
◆光線治療:3000-3002番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両足首部、両膝部、腰部(以上集光器を使用せず、後頭部および右側頭部(以上1号集光器を使用)照射。照射時間は、右側頭部15分間、両足裏部10分間、その他各5分間。
◆治療経過:光線治療1ヵ月後、洗髪時の脱毛が少なくなり脱毛部の広がりが止まった。相変わらず主人の看病に忙しい毎日を送っていたが、治療を行ってから冷え感が和らぎ疲労感も少なくなった。また、脱毛が止まり不安感が緩和し、元気が出て乗り切れる気持ちになった。
その後脱毛部に順調に発毛がみられ、10ヵ月後、完全に元の頭髪になった。また、育毛とともに白髪がなくなり、はつらつとした毎日を楽しめるようになった。
【治験例 3】
■円形脱毛症
◆9歳/女性
◆症状の経過:10か月前の秋ごろより頭髪が抜け始めた。日ごとに脱毛が進み脱毛部周囲の髪を引くだけ、たくさん抜けた。その後脱毛がさらに進み眉毛まで抜け落ちた。抜け始め1ヵ月ほどで完全脱毛の状態となった。皮膚科や大学病院を受診したが、アトピー性皮膚炎があるため頭髪が抜けやすく、治りにくいといわれた。全く改善がみられず、学校へ行くのもたいへんつらかった。困り果てていたところに知人の紹介で光線研究所付属診療所を受診を受診した。
◆光線治療:3001-3001番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両足首部、(以上集光器を使用せず)、後頭部、左右側頭部、頭頂部(以上1号集光器を使用)照射。照射時間は、各5~10分間。
◆治療経過:光線治療2ヵ月後に眉毛の発毛と頭部に産毛がみられた。治療後3~4ヵ月でアトピー性皮膚炎による掻痒感が緩和し、発毛範囲が広がり希望が持てるようになった。
病院でも効果がなかった脱毛症が、光線治療により順調に発毛と育毛が進み、治療1年後には、元どおりになった。外出や学校にも元気に行けるようになり、病前のように物事に前向きに取り組める明るい性格になった。った。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著