床ずれが回復し全身症状も改善する
神奈川県/96歳/女性(報告者:息子)
30年来、家族全員で光線療法を健康管理に大いに活用しています。このたびは母の治療体験を報告いたします。私の母は20年来脳動脈硬化症ですが、薬は1日に利尿剤半錠と胸に血管拡張剤を貼るだけで済んでいました。しかし、市の10日間ほどのショートステイで預かってもらい帰宅したところ、今まではやっとですが、自分でスプーンを持ち食事できていたのが、手が震えて自分で食べられなくなっていました。さらにそれまでなかった床ずれが右腰部にできていました。母の健康管理のために、治療用カーボン3000-5000番で両足裏部、両足首部、両膝部を毎日30~40分間光線治療していましたが、ショートステイの間できなかったのが原因でしょうか。早速、床ずれ治療のため3001-5000番を使用し、毎朝食事をさせている時間に、今までの治療に50分間患部の照射を追加しました。20日間続けたところ、昼食のパン、牛乳を両手を使って食べられるようになりました。それまでまったく出なくなっていた声も、かすかに聞き取れる程度出て話せるようになりました。床ずれも皮膚表面は乾き、傷もほんのわずか痕が残るくらいに縮小しました。床ずれの患部だけ2号集光器を使い追加照射しただけで治療こうかが全身に及んだのものと喜んでおります。30年ほど前に、貴所の光線療法研究会で故黒田保次郎先生に「どこにかけても光線の効果は全身に及ぶ」と教えられましたが、今回まさにそのことを実感いたしました。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著