浮腫 1

浮腫とは、皮下組織に水が溜まっている状態のことで、生理的なものと病気にともなうものがあり、病気による浮腫は以下のようなものがあります。

心臓浮腫:心不全により発症します。呼吸困難、咳、静脈怒張などをともないます。身体の下部にでやすいという特徴があります。

腎性浮腫:ネフローゼ症候群、急性腎炎、急性腎不全などによって起こる浮腫です。ネフローゼ症候群とは、血管内の水分を維持するアルブミンというタンパクが尿中に漏れることで、全身に浮腫みを生じる疾患です。

ネフローゼ症候群は、明らかな原因疾患がない一次性(原発性)のものと、糖尿病や膠原病などに伴う二次性のものとがあります。

肝臓性浮腫:多くの場合肝硬変によって生じ、肝臓のアルブミンの合成が低下にともなう低アルブミン血症、門脈圧亢進などが原因となります。

内分泌性浮腫:代表的なものに甲状腺機能低下症や副腎の病気であるクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)があります。

周期性浮腫:月経前浮腫ともいいます。月経1~2週間前に現れ、月経開始とともに消失します。浮腫とともに精神不安定、頭痛、乳房痛など、いわゆる月経前緊張症(PMS症候群、PMDD)の症状がみられます。

●更年期浮腫:閉経期の女性に、軽いが頑固な浮腫が現れることがあります。浮腫のほかに更年期症状がみられます。しかし、この時期を過ぎると消失します。

●特発性浮腫:20~40歳代の女性、特に中年の神経質な肥満傾向にある女性に多くみられる浮腫です。基礎疾患がないにもかかわらず、肉体的・精神的疲労時に不規則に出現し、程度も定まりません。この浮腫は立っていると増強し、横になり安静にすると軽減または消失するなど体位の影響します。夕方に体重増加がみられることが多くあります。

※周期性浮腫、更年期浮腫、特発性浮腫は女性によくみられ、これといった原因がないことから原因不明の浮腫に分類されます。

栄養障害性浮腫:栄養が不十分なため、血液中のタンパクが低下し起こります。

●静脈性浮腫:深部静脈の血栓(急性)、静脈血行不全(慢性)によるものがあります。下腹部臓器のガン手術や分娩後に発生するものの他、とくに病気がなくとも理容師や美容師、調理師など長時間立ちっぱなしの人に多くみられます。

リンパ浮腫:リンパ系の炎症、がんの浸潤、子宮ガンや乳ガンなどの広範囲なリンパ節切除などよって起こります。

炎症性浮腫:火傷、打撲、捻挫、骨折、慢性関節リウマチ、アレルギー性疾患など、炎症を起こす疾患にともなって生じます。

そのほか、妊娠に伴うものや、月経周期にともなうもの、原因不明とされるものがあります。

※ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群とは、尿中にタンパク質が多量に出てしまい、血液中のタンパク質が減ってしまう状態(症候群)です。タンパク質には水分をつなぎとめる働きがあるため、尿中にタンパク質が出てしまうと血中タンパク濃度が低下し、水分が血管の外へ染み出ることで浮腫が生じます。明らかな原因疾患がない一次性ネフローゼ症候群と、糖尿病、膠原病、肝炎などによって起こる二次性ネフローゼ症候群に大別されます。

浮腫の治療

浮腫が固定化し進行すると、周辺組織が病的な変化を起こし少しの刺激で傷ができやすくなります。そのため原疾患の治療だけでなく、浮腫にスポットを当てた処置も必要となります。

浮腫治療の原則は原疾患の改善です。原疾患がどのようなものであっても、しっかりと睡眠をとり、疲れを溜めず、体を冷やさないことが大切です。光線療法では、心臓からもっとも遠い位置にあり、よって血流が不足しやすい足(足先や足裏)への照射が欠かせません。

(財)光線研究所 (「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著)

水分の代謝がわるい気がする

中央林間うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 大和市中央林間で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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