光化学作用(糖尿病、動脈硬化への効果)
日光によって皮膚で生成されるビタミンDは骨形成においてだけではありません。血糖値を下げるインスリンとの関係が注目され、研究の結果ビタミンDによって、インスリンの分泌が促されることが認められています。
血糖値が高い状態が長く続くと血管の壁が傷つき、血管内にプラークという塊が形成され、このプラークによって動脈の壁が固くなり動脈硬化が起こります。
糖尿病に対して、従来通りの食事療法、運動療法を基本に可視総合光線療法を行うことで、動脈硬化予防改善のための一層の効果が期待できます。
東洋医学では糖尿病を消渇といい、その原因として飲食の不摂、情志の失調、陰虚によるものなどがあり、鍼灸治療を行う際に用いるツボがそれぞれ異なります。鍼灸に可視総合光線を合わせることで、さらなる治療効果が望めます。
※インスリン:血糖を体内の細胞に取り込むことにより、血液中の糖の上昇を抑える働きをもつホルモン。すい臓のランゲルハンス頭より分泌される。
参・(財)光線研究所 (「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著)