光化学作用(骨軟化症、骨粗鬆症、変形性関節炎への効果)
骨粗鬆症の原因は以前からいわれているビタミンDの不足やそれによるカルシウムの欠乏など以外に、ビタミンD欠乏 による免疫の異常が指摘されています。太陽光や人工光線の照射を受けることは、ビタミンDの産生によるカルシウムの代謝異常だけでなく、ビタミンDが関係していると思われる免疫異常の改善にも寄与していると考えられます。骨の強化に不可欠である運動や栄養も、ビタミンDがなければそのためのメカニズムが働くことができません。
骨がもろくなる骨粗鬆症や骨軟化症は、ビタミンD、カルシウムの不足によって生じますが、昨日今日に始まるものではありません。長期間に及ぶ摂取不足やそれによる代謝異常により起こります。運動や栄養、休養と同様に、太陽光を浴びることによる人体への効果を得るためには、一定の期間が必要です。