ガットフレイル・機能性ディスペプシアなど胃腸の不調に対する可視総合光線療法 2

 胃不全麻痺患者(GP)は、カロリー、電解質、ビタミンが不足した食事を摂っていることが多い。今回、本庄の患者におけるビタミンDレベルと、症状、胃内容排出、胃筋電気活動の関係を調べた。

 結果、本症患者ではビタミンDレベルは30ng/ml未満と低かった。ビタミンDレベルが低いと、吐き気、嘔吐の症状が増加した。また試験職の4時間後の胃内容食物残量率は36%とビタミンDレベルが正常な患者の31%に比べ優位に高かった。ビタミンDレベル低下は胃神経筋の活動低下と関連が見られた。以上、本症患者の半数にビタミンDレベル低下があり、ビタミンDレベルの低下は吐き気、嘔吐、胃の神経筋機能障害と関連することが示された。

 慢性膵炎患者は、吸収不良や栄養失調を発症するリスクがある。今回の研究では慢性膵炎患者は血中ビタミンD濃度が対象群に比べ低いことが示された。(19.2ng/ml 対 54ng/ml)ビタミンD³の補給は低いビタミンDレベル修正に効果的であった。慢性膵炎も進行すると胃腸症状が悪化しガットフレイになりやすい。

光線研究 第647号 令和6年12月1日発行 一般財団法人・光線研究所

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

内科系肝炎・肝硬変・肝臓ガン・膵炎・膵臓ガン・胆石・胆のう炎・胆のうガン・胆のうポリープ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です