変形性股関節症

 94歳・女性・主婦

◆症状の経過

 80歳頃から両股関節に痛みを感じるようになる。整形外科で変形性股関節症と診断。関節軟骨が減り股関節の裂隙の狭小化が認められた。光線治療器は50歳頃から健康管理で使っていた。痛みが出てから自宅で3001-4008番を使用し照射。1年程度の光線治療で関節痛は良くなってきた。88歳時、両股関節の痛みが出現し、特に、右股関節が強かった。レントゲン検査で股間節の変形は重症であった。手術はしたくないので当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しリハビリとともに光線治療を始めた。

◆光線治療

治療用カーボン1000-3002番使用。2台の治療器で両足裏部⑦・両膝部②・後大腿部㉚・腰部⑥・左右鼠径部㉓㉔・左臀部⑬各5~10分間照射。

◆治療の経過

自宅で毎日2台の治療器で家族の助けを受けながら光線治療。治療とともに痛みは減少。治療半年後、家の中では杖なしで歩けるようになり、外出時の歩行距離も長くなってきた。介助なしでいろいろできるようになり、担当医や理学療法士は驚いていた。94歳の現在、股関節痛はあるが光線治療を行ったことで家事などができることが幸せと言っている。

『光線研究 第629号』令和3年12月1日 一般財団法人 光線研究所発行

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

整形外科系症例股関節の痛み・しびれ、下肢・足の痛み