生体麻痺が回復し、のどの調子もよい

 大阪府/56歳・女性・会社員

 今年の3月末から、北海道に2泊3日の社員旅行をしました。帰宅すると、のどに違和感があり、徐々に呼吸もしづらくなってきました。食べ物も飲み物のどを通りづらくなってきて、声もだんだんかすれてきました。

 かかりつけ医から、「大きな病院で精密検査を受けなさい」と、大学病院を紹介されました。鼻から内視鏡を入れて調べたところ、声帯の左半分が麻痺して閉じたままになっていました。

 その後、血液検査や首から胸部CT、頭部MRI検査を受けましたが、原因ははっきりしませんでした。医師からは、「偶発的に発病したのでしょう。自然に治ることもありますが、治らない場合は手術も必要になります」と言われ、ビタミンB12(メチコバール)を1日3回服用し始めました。

 光線治療は、以前から家族がどこか具合が悪いときに使っていました。何としても手術は避けたい、今回は光線治療で声が元通り出るまでに回復させたいと思いました。朗読ボランティアをしているので、一日も早い回復を願っていました。

 そこで、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に問い合わせて、効果的な光線治療の処方をいただきました。

 とにかく、のどの調子を早く治したかったので、家で時間があるときには、のど(左右咽喉部④)への照射時間を標準より延長し、1日に最低2回は光線治療を行いました。途中から、のどの正面、口中部⑧にも追加照射を行いました。

 このように光線治療を一所懸命続けたところ、徐々に声が出るようになり、大学病院での1ヵ月後の検査で「左の声帯の麻痺はほぼ回復している」と言われ、薬の服用も中止することができました。

 ただ、まだ大きな声は出しづらく、食事は飲み込みづらさも少しありますので、もうしばらく光線治療は続けようと思います。

◆光線治療

治療用カーボン:300-5000番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・左咽喉部④を各10分間照射、両膝部②・後頭部③・右咽喉部④・のどの正面・口中部⑧を各5分間照射。⑦②は集光器使用せず、③は1号集光器使用、④(左右)・のどの正・⑧は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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