手術予定だった蓄膿症、鼻茸が治った

 愛媛県/70歳・男性・無職

 60歳ごろ、風邪をひいたのがきっかけで、鼻詰まりや鼻汁が出るようになりました。後鼻漏(鼻汁がのどの奥にんがれてくる症状)の量も増え、一日中痰が切れなくなりました。近所の耳鼻科で蓄膿症(慢性副鼻腔炎)と診断され、薬をもらいましたが、症状は改善しませんでした。

 65歳のときには鼻詰まりで息苦しく、鼻の炎症もひどくなり、とうとう強いにおいもわからなくなりました。

 鼻呼吸ができず、息苦しさで熟睡もままならず、昼間も朦朧とした状態になったため、思い切って総合病院の耳鼻科を受診しました。検査と診察の結果、鼻茸(鼻内部の粘膜がふくれてポリープ状になったもの)が右鼻腔をふさいでいることがわかり、手術を受けることになりました。

 そのころ、大阪にいる息子が光線治療を強く勧めるので、光線治療器を用意して、自宅での光線治療を開始しました。

 1回目の光線照射で、数時間ですが鼻での呼吸ができました。これならよくなると思えたので、1日2回の光線治療を行いました。手術をしたくないという思いが、日ごとに強くなりました。

 1週間後の診察時に、伊を決して手術の中止を申し出ました。これでもう背水の陣、治療は光線治療のみとなりましたが、不思議と胸の奥からこの治療で治るとの思いが湧き出てきました。

 光線治療1ヵ月後には、左鼻の通りがよくなりました。2カ月後には、完全に閉塞していた右の鼻も光線治療後に、しばらくの間は空気が通るようになりました。

 3ヵ月目から、指導書を参考に治療用カーボンを3005-4008番に変更し、腹部⑤・腰部⑥各5分間、口中部⑧10分間照射を追加して治療しました。その結果、両鼻腔で呼吸できるとき出てきて、鼻詰まりの息苦しさを感じなくなり、鼻茸も少し小さくなってきているように感じました。

 半年後には、日中も右鼻腔の通りがよくなり、鼻詰まりの息苦しさを感じなくなり、鼻茸も少し小さくなってきているようにな感じました。

 半年後には、日中も右鼻腔の通りがよくなり、鼻茸が当初の半分くらいなっていました。そこで、右の鼻翼へ3号集光器使用し、20分間追加照射することにしました。後鼻漏や痰がでなくなったので、左右咽喉部④・口中部⑧の照射を中止しました。 

 それ以後、多少の波はありましたが、2年後に鼻茸は完全になくなりました。3年後には、鼻詰まりも解消し、呼吸するのが楽になりました。

 ただ、嗅覚だけはなかなかよくならなかったので、光線治療を継続しました。すると嗅覚も徐々に回復し、治療開始5年目の現在、ほとんど回復しています。

 光線治療を開始して以来、体調も大変よくなり、風邪ひとつひかなくなりました。

 これからも体調管理のために光線治療を続けるつもりです。光線治療を強く勧めてくれた息子に、心から感謝しています。

◆光線治療(当初の治療)

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦を10分間照射、両足首部①・両膝部②・後頭部③・左右咽喉部④は各5分間照射、眼・鼻部⑯を15分間照射。⑦①②は集光器使用せず、③⑯は1号集光器使用、④は2号集光器使用。

◆光線治療(追加・変更後の治療)

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足首部①・口中部⑧を各10分間照射、両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥・後頭部③・左右咽喉部④を各5分間照射、眼・鼻部⑯を15分間照射。⑦①②⑤⑥は集光器使用せず、③⑯は1号集光器使用④⑧は2号集光器使用。のちに、鼻翼に3号集光器を使用して20分間追加照射。左右咽喉部④・口中部⑧を中止。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

 

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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