顔面痙攣・顔面神経麻痺が完治した 

 東京都/79歳・女性・主婦(161cm、59kg)

 2年ほど前に、突然左眼の周りがピクピク、痙攣しました。そのうちにまぶたも痙攣するようになり、左眼を開けているのがつらく、意識しないとすぐ閉じてしまうようになりました。

 痙攣の範囲も徐々に広がり、左頬から口の左側まで痙攣して、非常に不快でした。

 受診した病院で顔面痙攣と診断され、ボツリヌス菌注射の治療を受けました。1回でよくなることもあるといわれましたが、4ヵ月ぐらいでまた眼瞼痙攣が始まりました。昨年さらに2回目の注射をしましたが、副作用で顔がゆがみ、大変な思いをしました。半年後に、また痙攣が出ました。主治医から「根治のためには、手術が必要です」と言われて手術を受け、2週間で退院しました。 

 退院時に痙攣は止まりましたが、顔の左半分が重だるい感じ、口からは水がこぼれ、口中の左半分に食べ物がたまるようになりました。

 主治医には「顔面神経麻痺の症状です。原因は不明ですが、今回の手術とは関係がありません。ステロイド剤とビタミン剤を服用すれば、1年くらいで治ります」と言われました。やっと顔面痙攣から解放されたと喜んでいたのに、今度は顔面神経麻痺かと、とても落ち込みました。 

 2ヵ月間自宅での静養中、お見舞いに訪れた友人から、光線治療を紹介されました。貴付属診療所(光線研究所付属診療所)で治療法を教えてもらえれば、治療器を貸してあげるから自宅で治せるよ、言ってくれました。

 早速、貴所を受診して、光線治療を受けると左頬の重苦しさが軽くなりましたが、翌日にも元の症状に逆戻りしました。そこで、1日おきに1週間通院してみました。 

 3回の通院後は、翌日まで効果が持続しました。友人から治療器を借り受け、それ以降は自宅で光線治療を行いました。両足裏部⑦と左右咽喉部④と左頬部(患部)を1日2回照射しました。

「治るまでに1年かかる」と言われた顔面神経麻痺が、光線治療4ヵ月で完治しました。

◆光線治療 

治療用カーボン:3002-5000番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・左頬部(患部)を各10分間照射、両足首部①・両膝部②・後頭部③・腹部⑤・腰部⑥・左右咽喉部④・左右こめかみ部㊱㊲を各5分間照射。⑦①②⑤⑥は集光器使用せず、左頬部・③④は1号集光器使用、㊱㊲は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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