変形性膝関節症で再発した痛みが改善

 東京都/56歳・女性・会社員

 1年前、階段を昇るとき、急に右膝に痛みが走り、日ごとに右膝の痛みは強くなってきました。

 整形外科で検査を受け、変形性膝関節症と診断されました。病院では、ヒアルロン酸や鎮痛剤、湿布薬の処方を受けました。

 右膝の痛みは1ヵ月ほどやわらぎ、無理をしなければ、何とか歩けるようになりました。

 ところが、最近、右膝の痛みが再発しました。冷えた部屋で10時間以上、デスクワークをしたのが原因だと思います。その後、右膝をかばったせいで、左膝も痛くなりました。左膝の痛みが10とすると、右膝は6程度です。土の平地をゆっくり歩くのは何とかなりましたがアスファルトやコンクリートの道では痛みが出て、とくに階段の昇り降りはつらい状況でした。数か月前から、夜、左膝の痛みで目が覚めるようになりました。

 そんな折、友人から光線治療を勧められ、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、光線治療をうけました。初めての光線治療が気持ちよかったので、週1~2回通院することにしました。ところが、最初の光線治療後、両膝の痛みが前より強くなりました。 

 治療通院3回のとき、やはり治療後、膝痛が強くなりましたが、帰りの歩行時にはすぐ治まり、最初の痛みより軽くなりました。

 通院4回目、右膝の痛みはずいぶんやわらぎました。左膝は階段を降りるとき痛み、長時間正座をしていると立ち上がるときにも痛みが出ました。 

 通院6回目、右膝痛はほぼ改善しました。左膝の痛みは変化はありませんでしたが、以前より膝を曲げるのが楽になりました。光線治療を始めてから、悩んでいた便秘が解消し、排便がスムーズになりました。

 通院8回目で、朝階段を降りるときに左膝痛が少しある程度で、日中はさほど痛みを感じなくなりました。 

 通院10回目、仕事の出張で歩きすぎて、左膝に少し痛みが出ましたが、強い痛みではなく助かりました。普段の歩行や階段の昇降時、「嫌だな!」と思わなくなり、精神的にも楽になりました。

 通院12回でとりあえず治療を終わりにしました。左膝はしゃがむときに少し不安がありましたが、たくさん歩いた日でも、階段の下りで左膝の痛みが出なくなりました。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両膝部②・両膝裏部を各10分間照射、腰部⑥・右膝部・左膝部・後頭部③を各5分間照射。⑦②・両膝裏部・⑥は集光器使用せず、右膝部は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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