腰椎圧迫骨折の腰痛が改善した

 東京都/85歳・女性・主婦(146cm・66kg)

 75歳のときに転んで腰椎を圧迫骨折し、それ以後さまざまな治療を試みましたが、腰は常に重だるく、荷物を持って歩くのがつらい状態でした。 

 椅子から立ち上がるときは、腰が固まったようで、すぐに歩きだすことができません。数年前に整形外科でコルセットを作り、日中はいつもつけておりました。去年の秋ごろから、左太ももにしびれが出て、ますます歩きにくくなりました。 

 ある日、岩盤浴に行って帰宅後、急に腰に強い痛みを感じ、起き上がるのがつらくなりました。 

 整形外科の検査で、以前に圧迫骨折した部分に新たな圧迫骨折が見られると診断されました。そのためか、尿の出もチョロチョロという感じで、泌尿器科では「加齢によるもので、有効な治療法はない」と診断されました。 

 半年後、強烈な痛みは減りましたが、からだを動かすのもつらい状態でした。義妹から神経痛が光線療法で軽くなったと聞き、私もよくなればうれしいと、早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。

 貴所では「からだの冷えをとり、血行をよくして筋肉をやわらかくすること、姿勢をよくすることが、痛み解消に有効です」とアドバイスをいただき、光線治療を受けました。 

 1回目の治療では腰の状態に変化はありませんでしたが、尿の出を少しよくなりましたので、1週間に1~2回通院治療をすることにしました。

 2回目の治療では、腰痛が少し軽くなり、以前より腰が伸ばせるようになりました。

 治療2ヵ月後、周りの人からも腰が伸びて、姿勢がよくなったと言われました。 

 そのころ、白内障の手術のため1ヵ月間、光線治療を中断したせいか、また腰痛が出てきました。その上、尿の勢いも、弱くなってしまいました。

 光線療法を再開しましたが、最初のときほど早い改善が見られず、気持ちが焦りました。しかし、貴診療所(光線研究所付属診療所)の方々の励ましもあり、通院を続けることができました。

 治療再開3ヵ月で、痛みを感じない日が出てきて、6ヵ月目にはコルセットが不要になりました。

 現在では、治療開始から1年が過ぎ、腰痛は改善して、一人暮らしですが不自由はありません。尿の出も普通になりました。これからも、しっかり光線治療で体調管理に努めます。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・腹部⑤・腰部⑥を各10分間照射。両足首部①・両膝部②・後頭部③を各5分間照射。⑦⑤⑥①②は集光器使用せず、③は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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