頸部・腰部脊柱管狭窄症のしびれが改善

 東京都/76歳・女性・主婦

 70歳のときに夫が病気で倒れ、24時間介護が必要な状況になりました。夫が亡くなるまでの4年半、一人で介護を行いました。その間、睡眠不足や慢性的な疲労などで、体重が10kg減りました。

 もともとかなりの肥満体(151cm、68kg)でしたので、多少はバランスがよくなったのかなとも思うこともありましたが、夫の葬儀が終わったとたんに、立てない、歩けない状態になりました。

 整形外科で腰部脊柱管狭窄症と診断されました。しかし、心労の蓄積や体力低下を考慮すると、手術は無理におこなわないほうがよいと言われました。

 そこで、整体治療を受けることにしました。治療を受けてからはかなり歩けるようになりましたが。いつも下半身がしびれて重だるく、踏ん張りがきかない状態はずっと続いていました。

 また昨年、白内障の手術を受けたあと、急に首から右肩にかけて激痛を感じるようになりました。そのときの血液検査で、糖尿病と言われましたが、下半身のしびれは合併症ではないとのことでした。右手指のしびれと痛みが強くなり、整形外科で今度は頸部脊柱管狭窄症と診断されました。ブロック注射を2回受けましたが、さしたる効果はみられませんでした。友人が痛そうにしている私の様子を見て、光線治療を強く勧めてくれたので、早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。

 治療後はからだが温まり、非常に気持ちがよかったので、しばらく週に1~2回通院治療を受けることにしました。

 通院開始3週間で、下半身の重だるさが軽くなり、歩行が少し楽になってきました。1ヵ月後に右腕の痛みがなくなり、しびれは残っていましたが、箸を苦痛なく使うことができました。2ヵ月後には、右手のしびれもなくなり、全く違和感なく使えるようになりました。

 糖尿病の数値も安定していたので、下半身の症状を軽くして歩行しやすくするため、下半身中心の光線治療に変更しました。治療直後は下半身が軽く感じられ、だんだん歩きやすくなってきています。右腕のように、完治を目指して貴所へ通院を続けています。

◆光線治療(右頸部、右肩部)

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・右上腕部(前後)・右手部を各10分間照射、両足首部①・腹部⑤・腰部⑥・両膝部②・肝臓部㉗・背正中部㉘・後頭部③を各5分間照射。⑦・右上腕部(前後)・右手部・①⑤⑥②は集光器使用せず、㉘③は1号集光器使用、㉗は2号集光器使用。

◆光線治療(下半身の症状)

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・腓腹筋部㉙・両膝部②・後大腿部㉚を各10分間照射、両足首部①・腹部⑤・腰部⑥・背正中部㉘・後頭部③を各5分間照射。⑦㉙②㉚①⑤は集光器使用せず、㉘③は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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