気管支喘息の苦しさとアレルギー性鼻炎が改善

【治験症例 3】

 気管支喘息、アレルギー性鼻炎

 26歳・男性・会社員/身長175cm・体重59kg

◆症状の経過

 昨年の夏、風邪の症状が1週間続いたあと、明け方になって突然苦しくなり、それで目が覚めた。受診した病院で気管支喘息と診断され、2週間毎に点滴治療に通院した。点滴が切れると発作を繰り返す状態であった。

 アレルギー検査でスギ、ブタクサ、ハウスダストなどに強い反応が出た。知人から光線治療器を借り、『可視総合光線療法』を参考に治療を開始した。治療開始で発作は起きなくなったが、痰の切れが悪く、息苦しさも完全にはとれなかった。

 また、細かい作業を行う仕事がら、眼精疲労と肩背部のこりがひどく、頭痛や吐き気を感じることがときどきあった。より効果的は光線治療を行うため、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療

 治療用カーボンは3000-5000番を使用し、両足裏部⑦20~30分間、両足首部①・両膝部②各5分間、肩甲骨間部⑫・後頭部③各10分間、左右咽喉部④は各5分間照射。⑦①②は集光器使用せず、⑫③は1号集光器使用、④は2号集光器を使用。

◆治療の経過

 とくに肩甲骨間部⑫・後頭部③各10分間の照射で、肩背部のこりがほぐれ、息苦しさがとれてきた。2週間後には痰の切れもよくなったが、日中の鼻汁と夜間の後鼻漏が気になった。

 耳鼻科でアレルギー性鼻炎と診断されていたので、治療用カーボン3001-5000番で鼻部⑯(2号集光器使用)を5分間照射した。治療開始3ヵ月後には、趣味のジョギングを行っても、息苦しさがまったくなくなり、鼻の通りもよくなった。また、肩こりも感じなくなった。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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