気管支喘息とアレルギー性鼻炎の症状が改善

【治験症例 4

 気管支喘息、アレルギー性鼻炎

 62歳・女性・無職/身長155cm・体重55kg

◆症状の経過

 40歳のころ、アレルギー性鼻炎を発症した。3年間減感作療法を行ったが効果がなかった。10年前に鼻炎は自然に治ったが、その直後より気管支喘息を発症した。症状を抑制するために10年来ステロイド剤を使用したが、咳や痰が止まらず、常に息苦しく熟睡できなかった。

 年に1~2回大発作を起こし、入退院を繰り返していた。ステロイド剤の副作用で、顔はムーンフェイスとなり、肘の内側や下腿部に皮膚炎を起こしやすく、骨量検査では骨粗鬆症と診断されていた。60歳まで勤めた会社の同僚の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療

 治療用カーボンは5002-5002番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥・肩甲骨間部⑫・後頭部③・左右咽喉部④を治療器4台で合計30分間照射。⑦①②⑤⑥は集光器使用せず、⑫③は1号集光器使用、④は2号集光器を使用。

◆治療の経過

 毎週1~2回当所(光線研究所付属診療所)へ通院治療。背中のこりが非常に強く、治療2週間後(3回目)までは背中を照射してもまったく温かさを感じなかった。治療1ヵ月後(8回目)に、背中のこりが軽減した。同時に咳や痰も減り、朝まで目覚めずに眠れる日も出てきた。それまで週2回は息苦しいため服薬し点滴治療を受けていたが、光線治療で点滴なしでもよくなった。

 治療3ヵ月後(17回目)に風邪を引いたが、以前なら必ず起きた風邪後の大発作はなく、主治医も大変驚いていた。現在治療開始後1年6ヵ月で、一度も入院せず、大発作も起こさず体調は大変良好である。ステロイド剤も1年前の半量ですんでいる。ステロイド剤中止を目指し治療継続中である。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

 

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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