うっ滞性皮膚炎による下肢の強いかゆみが改善
【治験症例 3】
うっ滞性皮膚炎(下肢静脈瘤)
53歳・女性・主婦
◆症状の経過
3人の子どもを出産したが、するたびに、だんだんと下肢静脈瘤がひどくなった。40歳すぎから左下肢の皮膚が黒味を帯び始め、徐々にどす黒くなってきた。
歩いたあとの下肢のだるさ、かゆみ、熱感もあり、53歳のときに、知人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②各10分間、腰部⑥(以上集光器使用せず)・左右下腹部㉓㉔各5分間、左足首内側(以上2号集光器使用)10~20分間照射。
◆治療の経過
自宅で光線治療を行った。最初の1年間は週に1回しか照射せず、うっ滞性皮膚炎(下肢静脈瘤)の症状はあまり変化がなかった。
その後は週に3~4回照射し、治療2年後に皮膚炎は改善した。その後、再発予防に光線治療を継続している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著