娘のアトピー性皮膚炎が光線療法で改善した

 新潟県/23歳・女性・会社員(報告者・母)

 私の娘は現在23歳になりました。生後5ヵ月ごろから皮膚のかさつきが見られましたが、まだそのころはアトピー性皮膚炎とは言われませんでした。

 ところが、高校受験ごろにアトピー性皮膚炎の症状が出始め、大学入学後には環境の変化やストレスのせいでしょうか、皮膚の症状はますます悪化していきました。全身にステロイド薬を使いましたが、どんどん悪化し、いちばん強いステロイド薬も効かなくなりました。

 皮膚にたまったステロイド薬の腐ったような液体が、耳の後ろから出始め、さらに顔、胸や腹、足首、手まで広がって、全身ベタベタになり、毎日布団がぐっしょり濡れました。ジクジクして猛烈なかゆみをともない、指にたこができるほどかいてかいてかきまくるので、全身に血がにじみ、皮膚はどす黒い部分と赤い部分でまだらになっていました。あんなに元気だった子が、15kgもやせてしまいました。毎日かゆい、痛いと言って、夜もよく眠れず、あまりにもかわいそうで切なくなりました。

 こんなことを続けていてもよくならないと思い、ステロイド薬を思い切ってやめました。その後、3ヵ月も激しいリバウンドが続き、娘はたいそう苦しみました。そのせいで大学の卒業式も欠席、せっかく決まった就職も棒に振らなければなりませんでした。

 そんなとき、光線療法を知り、一条の光明を見だす思いで、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談しました。早速、治療器2台を求め、娘のアトピー性皮膚炎の照射を始めました。 

 照射の経過を書いた日記を、そのまま記述します。

 4月2日より、次の光線照射を始めた。治療用カーボン3001-3002番を使用し、両足裏部⑦を15分間、両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)・背正中部㉘(1号集光器使用)・左右咽喉部④・顔(眼・鼻部)⑯(以上2号集光器使用)、以上を各5分間照射。

 4月10日ごろより、陽性反応なのか、40℃を超える発熱がしばらく続いた。その熱も落ち着いたころ、今度はヘルペス性角膜炎で顔が爆発したようになり、次のように「眼」の光線照射を追加した。治療用カーボンは3001-5000番を使用し、肝臓部㉗・後頭部③・左右こめかみ部㊱㊲を各5分間、眼部⑯(以上2号集光器使用)を15分間照射。

 とにかく光線療法にすがった。ヘルペス性角膜炎は眼が白くかすむと言われたが、かすまなくなってきた。

 5月2日、涙や目ヤニも少なくなってきた。とても心穏やかに光線照射できた。まぶたの中にあるコロコロしたものもなくなてきた。しかし、皮膚はまだステロイドの腐ったにおいがする。

 5月7日、光線照射をしながら、初めて眠くなったと言い、そのまま休んだのは初めてだったので、そうっと休ませてやった。娘が元気になったなぁ、とつくづく思った。まだからだ中かき傷だらけだが、光線療法を始めたころとは明らかに違ってきている。

 7月28日、また大きなリバウンドがきた。光線療法もできない。横になることもできない。自由が利かない。

 8月15日、背中がずる剝け、お腹もずる剝けで傷だらけ。両手両足の皮膚を包帯で巻いた。からだはTシャツを包帯代わりにした。ステロイドの腐った汁が毎日しみ出てきた。娘も毎日泣いていた。

 9月20日、今度は足がパンパンに腫れてきた。腐った汁が包帯からだらだら流れ、何回も包帯を替えた。

 10月20日、ようやく始まった。両手足の先だけはジクジクしているが、楽になったようだ。ギャーギャー泣かなくなった。本当につらかった。

 11月20日、お風呂は2時間くらい入り、汗を流している。食欲もあり、あいがたい。黒い皮膚がまだらにってきた。腐ったにおいはもうしない。まだまだだが、ここまできた。光線療法のありがたさがつくづくわかった。がんばりたい。

 その後、娘は順調に回復し、翌年の4月からは週2回のアルバイト、7月からは就職して会社に出勤できるようになりました。重症アトピー性皮膚炎とヘルペス性角膜炎で、悪夢のような日々でしたが、涙をにじませながらわが子の試練を受け止め、くるものは何でも来い、これを通り抜ければ、この子に春が来ると、光線療法のみを頼りにがんばってきました。照射開始より1年と3ヵ月かかりましたが、久しぶり元気はつらつとして出勤する、わが子の姿に、目頭が熱くなりました。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

中央林間うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 大和市中央林間で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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