慢性糸球体腎炎 3

【治験例 1】

■慢性腎炎

◆17歳/男性

◆症状の経過:13歳のとき、鼻炎が悪化し、浮腫、尿量減少、倦怠感があり、慢性腎炎によるネフローゼ症候群に診断で入院し、副腎皮質ホルモンによる治療を受けた。退院後もたんぱく尿があるため当診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療:腎臓と鼻が悪いので3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部20分間、両足首部、両膝部各10分間(以上集光器使用せず)、眼・鼻部10分間(2号集光器使用)照射。

◆治療の経過:ネフローゼになってから足の冷えが強かったが、光線治療によりからだが温かくなって疲労感は少なくなった。治療前2~3回あった夜間の頻尿もなくなってきた。治療3ヵ月間で、鼻炎から風邪をひきやすい状態も軽くなり、手足の浮腫はみられなくなった。たんぱく尿は増加する様子はなく、治療5年後の体調は良好で、血圧は114/75mmHgである。

【治験例 2】

■慢性腎炎

◆32歳/女性

◆症状の経過:24歳のとき、急性腎炎で40日間入院したことがあった。退院後の尿所見は軽度で、特に自覚症状はなかった。最近になり、全身倦怠感、頭痛、吐き気、尿回数の減少、不眠など不調だったため検査したところ、腎炎の急性憎悪と診断された。尿たんぱく3⁺、尿中赤血球多数、高血圧(160/100mmHg)であった。当診療所(光線研究所付属診療所)受診時は、顔のむくみ、頭痛、からだのだるさ、足の冷えがみとめられた。

◆光線治療:3002-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両膝部(以上集光器使用せず)各20分間、両足首部(集光器使用せず)5分間、左右咽喉部(2号集光器使用)5分間照射。

◆治療の経過:治療1回目で気分がよくなり、夜もよく眠れた。治療7回目の照射で尿の回数が多くなり、むくみが解消した。治療15回目には、倦怠感が軽減し、家事ができるようになってきた。治療3ヵ月目頃には、たんぱく1⁺、血圧は130/86mmHgに下がった。治療1ヵ月後には、倦怠感が消退して、頭がすっきりして体調がよく、家事が楽にできるようになった。治療3ヵ月後には体調もよく、疲れもなくなった。光線治療は毎日続けている。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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