他疾患に合併する胃潰瘍 4

他疾患に合併する胃潰瘍の光線治療

 以上のように胃潰瘍の誘因疾患として、脳血管障害、虚血性心疾患、呼吸器疾患、高血圧症における過度の降圧、糖尿病、肝硬変、慢性腎不全、膠原病、血液疾患などがあります。これらの疾患にともなって急性胃粘膜病変(びらん、潰瘍)が発生しやすくなりますが、どの疾患の場合でも、その発生のメカニズムとして、胃潰瘍の防御因子の一つである粘液血流の低下が関係しています。

 粘膜血流の低下は、基礎疾患による全身の血行障害が胃自体の血行に障害を及ぼすことと、その治療に使われる薬剤の両者によって発生するといわれています。したがって、できるかぎり薬剤を減らしながら基礎疾患に対する可視総合光線治療を確実に実行して、全身の血行を良好に保つことが、基礎疾患の治療のみならず、胃病変発生の予防にもつながると考えられます。

 胃潰瘍を起こす薬剤はいろいろありますが、最も多いのは、解熱・鎮痛・消炎剤、ついで抗ガン剤、抗生物質、副腎皮質ホルモンの順です。さらに、鎮痛・解熱・消炎剤と副腎皮質ホルモンを併用することが多い慢性関節リウマチなどでは、胃潰瘍、特に出血性潰瘍の発生頻度が予想以上に多いといわれます。

 可視総合光線療法は、血行改善によって、鎮痛剤や副腎皮質ホルモンの副作用を軽減する作用が期待できるので、これらの薬剤を長期に服用しなければならない人は、可視総合光線治療の併用がたいへん有効です。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著

胃十二指腸潰瘍という形で体は悲鳴を上げている

胃酸過多は自律神経の乱れによる病的状態

胃腸の調子が悪いときに現れる肩こり

上腹部に痛みがあったら

お腹が張って苦しい

こころの調子が悪いと、お腹の調子も悪くなる

お腹が張るのは脾気の停滞

逆流性食道炎、おだやかでない

胃を労わって元気になる

馬込沢うえだ鍼灸院

 

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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