合併症をともなう妊娠・出産 2

【治験例 2】

■肝臓病をともなう妊娠

◆38歳/女性/第2子出産

◆症状の経過:33歳のとき、流産後に急性肝炎になり、1年間入院。退院後1年間は肝機能に変動がみられたが、その後数値は正常。しかし、超音波検査では慢性肝炎が認められていた。また流産後に子宮内膜症の症状があり、第2子の妊娠継続、出産への不安感が大きかった。

◆光線治療:3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部10分間、両膝部各、腹部、左右下腹部、背正中部各5~10分間、後頭部5分間照射。

◆治療経過:毎日自宅で光線治療を続けた。心配していた肝機能の異常はなく、妊娠経過も順調であった。第1子妊娠のときのような重い妊娠中毒症もなく、予定より2週間早く男児を出産した。

【治験例 3】

■子宮筋腫をともなう妊娠

◆35歳/女性/第2子出産

◆症状の経過:27歳のときに妊娠。妊娠中毒症のため予定より早く人工的に出産した。その後2回流産し、以後なかなか妊娠できなかった。35歳のとき、腰痛がひどく診察をうけたところ手拳大の子宮筋腫と診断された。どうしてもあと1人子供が欲しくて光線療法を始めた。

◆光線治療:3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、 両膝部、腹部各10分間、左右下腹部、陰部、後頭部5分間照射。

◆治療経過:約6ヵ月間の光線治療で妊娠が判明した。高齢で子宮筋腫、高血圧があり、切迫流産の徴候もあったため妊娠してからは負担のない生活に配慮した。つわりも軽く妊娠は順調に経過し、予定より10日早く自然分娩で無事男児を出産した。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著

子宮筋腫は放っておいていいの?

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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