光化学作用(胃液や消化液の分泌調整)

 食物をエネルギーに変えるための消化および吸収には、様々な臓器の活動と消化液の分泌が必要です。消化活動時に分泌刺されるはずの消化液が分泌不全や分泌過多となると、消化不良のため、痛み、膨満感、悪心、嘔吐、下痢、便秘などの不快な症状が起こります。

 胃腸の不調は単なる飲みすぎや食べ過ぎだけによるものだけではありません。消化活動は自律神経によって営まれているために精神的ストレスの影響を強く受けます。消化液の分泌を正し、胃腸の状態をよくするためには暴飲暴食、冷たいものの飲食を避け、心身共にリラックスすることが大切です。また食後に眠くなるのは、胃腸に血液が集まるために脳への血液供給量が減るためといった考えもあるように、消化活動が行われるためには十分な血液が必要です。冷え症改善により血行が促されることで胃腸の調子がよくなります。

 可視総合光線療法は自律神経とそれにともなう血液循環を介して、胃腸の働きを調整します。鍼灸治療と同様に局所の治療だけでなく、全身の調整をすることがポイントです。

(財)光線研究所 (「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著)

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

光線の作用