気管支喘息の発作と急性蓄膿症が改善
【治験症例 5】
気管支喘息の、急性蓄膿症
5歳・男児・身長100cm・体重15kg
◆症状の経過
気管支喘息は2歳のころ発症した。毎日薬を飲んでいたが、風邪で気管支喘息の発作が悪化し、毎年3~4回は入退院を繰り返していた。体力をつけるために始めた水泳だったが、それが裏目に出て急性蓄膿症(急性副鼻腔炎)になり、逆に投薬の量が増えた。祖母の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3000-5000番を使用し、両足裏部⑦を10分間、両足首部①・両膝部②・肩甲骨間部⑫・左右咽喉部④を各5分間照射。さらに鼻部⑯を治療用カーボン3001-5000番で5分間照射。⑦①②は集光器を使用せず、⑫④⑯は2号集光器を使用。
◆治療の経過
自宅で光線療法を行った。治療1ヵ月後には鼻の通りが改善し、睡眠中の口呼吸がなくなった。治療3ヵ月後に風邪を引いたが、気管支喘息の発作はなく、軽症で治った。治療6ヵ月後には体力もついて、元気に遊び回れるようになり、風邪も引かなくなった。
3ヶ月以上気管支喘息の症状がまったく出ないので、主治医も大変驚いている。再発予防のため、⑦②④各5分間照射の治療を継続している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著