アトピー性皮膚炎が改善、勉強にも集中
【治験症例 9】
アトピー性皮膚炎
21歳・男性・大学生/身長164cm・体重50kg
◆症状の経過
幼少時よりアトピー性皮膚炎があり、ときどき症状が出ていたが、そのころは軽くすんでいた。大学入学後、アトピー症状が顔に強く出るようになった。病院で処方された弱いステロイド系の外用薬を塗布し、服薬もしていたが、あまり効果がなかった。湿疹が全身に広がり、かゆみも強いので、21歳時、両親の勧めで当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-3002番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②・背中部・左右肘内側部を各10分間照射、腹部⑤・腰部⑥・顔(眼・鼻)部⑯書く5分間照射。⑦両膝裏部・背中部・⑤⑥以上集光器使用せず、左右肘内側部・⑯は1号集光器使用。
◆治療の経過
自宅で光線治療を続けた。ステロイドの外用薬は中止し、ワセリンのみをつけながら、光線照射は毎日続けた。
治療1ヵ月前後でかゆみが減り、上半身の湿疹が改善してきた。治療3ヵ月で、アトピー性皮膚炎の症状はきれいになり、頚部と膝裏に若干かゆみが残る程度になった。
顔の色つやがよくなり、膝裏の皮膚も非常にきれいになった。かゆみが減り、睡眠状態も改善し、勉強に集中できるようになった。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著