ポリオ後遺症の肩・肘・膝の痛みが軽減

【治験症例 2】

 ポリオ後遺症/57歳・女性・自営業/身長161㎝ 体重47kg

◆症状の経過

 15歳時、ポリオに感染し、左半身が麻痺した。その後、麻痺は徐々に回復し、日常生活には支障ない程度にまでになった。日ごろはよいほうの右半身をよく使ったため、更年期を境に右の肩・肘・腰・膝が痛むようになった。

 病院からもらう薬は副作用が心配で、使用しなかった。友人より副作用の心配のない光線治療を紹介されて、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療

 3002-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部・両膝部・腰部・腰上部・両足首部・腹部・後頭部・右肩部・右後肘部各5分間照射。両足裏部・両足首部・両膝部・腹部・腰部は集光器使用せず、後頭部・右肩部・右後肘部・腰上部は1号集光器使用。

◆治療の経過

 足が冷えていたので、光線照射は気持ちよかった。少しずつ、足裏・足首・膝の治療時間を長めに照射した。光線治療1ヵ月間で、まず腰、肘、の痛みが軽くなった。治療2ヵ月間で膝の痛みが少なくなり、治療3ヵ月間で肩以外の痛みは解消した。血行状態著明に改善し、低かった血圧も上昇してきた。胃が悪く、疲れやすかった体質が、光線治療1ヵ月間で改善し、体重が2kg増えた。また、続いていた肩に痛みもやっとなくなり、肩関節を自由に動かすことができるようになった。

 その後、一時腰痛や坐骨神経痛も見られたが、光線治療を毎日続け楽になっていった。治療3年後の現在、胃腸の調子は大変よく、関節痛の悪化と再発防止のために光線治療を毎日続けている。体重は50kgになった。

◆コメント

 ポリオの正式名称は急性灰白髄炎という。ポリオウィルスの経口感染によって起こる病気で、脊髄に病変を起こすことから、手足に麻痺が見られる。回復期になると麻痺の範囲は狭くなり、症状は軽くなってくるが、本治験例のように麻痺が残る場合もある。現在、ポリオはワクチン接種によって、日本ではほとんど見られない。

 本治験例は、元来胃下垂、低血圧もあったが、光線治療によって、悪かった右足の足裏温は上昇し、それと同時に肩・肘・膝の痛みも解消した。

・血圧(mmHg/)

86/68(初診時)→116/79(1ヵ月後)→99/67(3ヵ月後)→96/67(1年後)→107/72(3年後)

・足裏温(℃)

右:29.1(初診時)→31.5(1ヵ月後)→ 31.6(3ヵ月後)→ 32.5(1年後)→ 35.2(3年後)

左:30.3(初診時)→32.3(1ヵ月後)→ 33.9(3ヵ月後)→ 36.5(1年後)→ 35.2(3年後)

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

中央林間うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 大和市中央林間で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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