貧血 2

貧血の原因と治療

 貧血は原因によって、鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、溶血性貧血、再生不良貧血に分けられます。

 貧血のうち最も多いのが鉄欠乏性貧血で、食事の鉄分の不足、胃腸の病変による鉄分吸収の不足、体内の鉄分需要の増大、出血その他による鉄分の喪失などが原因で鉄分が不足します。貧血の治療は、原因が明らかなときは、これを取り除くことです。軽度の貧血には、適度の運動と日光浴(可視総合光線療法)や新鮮な空気で、血球の産生を促します。もちろん食事療法も大切です。鉄材の投与による治療もあります。

【治験例】

■子宮筋腫にともなう貧血

◆39歳/女性(身長 155㎝ 体重 50kg)

◆症状の経過:出産後から貧血状態が現れ、動悸、息切れ、立ちくらみ、手の震えなどがみられた。病院を受診し子宮筋腫(手拳大)と貧血(血色素量6.8g/dl)と診断され手術を勧められたが、決断がつかず造血剤を服用していた。歩行中のめまいと冷え感が強かった。

◆光線治療:3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、腰部、左右下腹部各10分間、両足首部、両膝部、後頭部各5分間照射。

◆治療経過:治療1ヵ月後、手の震えが軽減し、貧血が少し改善した。3ヵ月後、立ちくらみの回数が減った。5ヵ月後、血色素量が10g/dl以上になり造血剤服用が半減。冷え感も緩和した。8ヵ月後、貧血が改善し、めまいの回数も減り軽度となって、冷え感もなくなった。病院検査で子宮筋腫は縮小し手術の必要がなく、造血剤服用の中止も近いと診断される。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著

貧血、血虚がよくなれば

心は大切。心血虚、心陰虚

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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