慢性関節リウマチ 2
【治験例 3】
■慢性関節リウマチ
◆49歳/女性(身長152㎝、体重40kg)
◆症状の経過:33歳のとき、左足の中趾が腫れて痛くなったが、リウマチ反応は陰性であった。42歳頃に手指の関節が痛くなり、リウマチ反応が陽性なった。その後、右肩関節痛、右手首痛、両顎関節痛、両膝痛が出現し、鎮痛剤と漢方薬で加療していた。48歳よりレーザー治療を週1回受けて手指の痛みはなくなったが、他の関節痛が続くため光線研究所付属診療所を受診した。
◆光線治療:3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部10分間、両膝首、後頭部、右肩部、両手首部、左足趾部各5間照射。
◆治療経過:光線治療2ヵ月目の時点で、関節の痛みはレーザー治療のときよりさらに楽になった。血沈は治療前は70mmであったが、治療後は26mmに改善した。治療後1年後も光線治療を続けており、日常生活に支障はない状態である。
※血沈の正常値:女性mm以下、男性10mm以下
【治験例 4】
■若年関節リウマチ
◆26歳/女性
◆症状の経過:10歳頃から手足の指によくしもやけができた。17歳頃、手首、足首、肘、膝の関節と首に痛みが出現し、若年性リウマチと診断された。整形外科では漢方薬の投薬を受けていたが効果がなく、光線研究所付属診療所を受診した。
◆光線治療:3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部10分間、腹部、腰部、背正中部、後頭部、左右手指、左右膝関節部各5分間照射。
◆治療経過:治療2ヵ月でひどい痛みは消退し、朝起きるのが楽になった。それ以降は腹部、腰部と背中痛があるので肩甲間部を各5分間追加した。治療8ヵ月目で月経が順調になり、月経痛もなくなった。その後の経過は順調で、病院では関節の変形が少ないので驚かれている。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著