胃切除後の胆石発生と光線治療
胃潰瘍や胃ガンなどで胃を切除すると、後遺症の一つとして胆石ができやすくなります。胃切除後の胆石の発生率は日本人の胆石保有率の約2倍と多く、また術後2年以内に形成されることが多いといわれます。胃切除後に胆石ができやすい理由として、胆嚢の収縮不良や胆道感染を起こしやすい、胆汁内のコレステロール成分の増加など指摘されます。
胃の手術を受けた方や胃の手術を予定されている方にとって、光線治療は術後の体力回復だけでなく、胆石の発生なお術後の後遺症の予防にも広く応用できます。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著