
変形性膝関節に対する可視総合光線療法 4
【治療例 2】
変形性膝関節症
52歳 女性 高校教師 150㎝ 45㎏
◆症状の経過
長年、卓球やジョギングを行い、学校では卓球部の顧問であった。50歳過ぎから左膝痛が出て整形外科で変形性膝関節症の中期と診断。治療院にも通い左膝痛は軽減してきたが、右膝も出てきた。歩行時通、膝裏のつっぱり感もあり、特に立ち上がった時に痛みが強くなり、あまり歩かなくなっていた。正座はできず、夜間痛もあった。そんな折、同僚に光線治療を勧められ当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用。照射部位は両足裏部⑦・両膝部②・両膝裏部・腰部⑥・後頭部③・左右咽喉部(以下1号集光器使用)各10分間照射。
◆治療の経過
初めて光線治療を受けた夜に右膝に疼くような痛みを感じたが、膝裏のつっぱり感は楽になった感じがあった。週1回程度当所への通院治療を開始。通院4回程で、右膝痛が軽減し、動き始めがスムーズになり、歩行が楽になった。夜間痛もほぼ消退。通院3ヵ月程で、右膝は疲れると膝内側や膝裏の腫れが出ることがあるが、通常は違和感なく動かせるようになった。左膝痛が無かったが引っかかり感が続いていた。さらに3ヵ月通院を続け、左膝の引っかかり感も改善し、違和感程度になった。正座はできなかったが、無理をしなければ両膝とも痛みは無くなり、休んでいた卓球も出来るようになった。
光線研究・第650号 令和7年6月1日発行 一般財団法人 光線研究所