
光線のツボ ~熱中症予防と光線治療~
私たち体は汗をかいたり、皮膚の血流を増やすことで、体内の熱を放出し一定体温を保っています。しかし、次のような状況では体温調節がうまくいかず、熱が体内にこもると熱中症の発症リスクが高くなります。
●高温多湿な環境(汗が蒸発しにくい)
●長時間の運動や作業(体内で発生する熱量が多く、放熱が追いつかない)
●体温調節機能の低い人(高齢者や子どもや持病のある人など)
日頃の光線治療は、皮膚の血流を増やし、発汗量を増やすので体内の熱を外に逃がしやすくなり、熱中症の予防につながります。ただし、熱い時期の光線治療は熱が体内にこもることがありますので、涼しい時間帯やクーラーの効いた部屋で、照射距離を遠目にしたり、照射時間を短めにするなど、工夫して治療してください。
※熱中症になった場合は、光線治療は行えません。
それが光線のツボです!
光線研究 第651号 令和7年8月1日発行 一般財団法人 光線研究所