
ガットフレイル・機能性でディスペプシアなど胃腸の不調に対する可視総合光線療法 5
【治療例 2】
機能性ディスペプシア、高アミラーゼ血症
70歳 女性 主婦
◆症状の経過
20歳頃より食後の胃のもたれ、ゲップ、膨満感があり、検査で胃下垂、胆石(無症状)を指摘された。胃薬を服用したが冷え症、便秘(1回/3~4日)もあった。28歳時、友人の紹介で光線治療を行う。3001-4008番で、⑦10分間、②㉗㉘③各5分間の照射を開始。30歳時、胃のもたれ、軟便のため当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診。
◆光線治療
治療用カーボン3001-5000番を使用。⑦⑥㉗各10分間、②㉘③各5分間の照射を追加。
◆治療の経過
自宅で毎日光線治療を行った。治療により胃の調子は安定。60歳時、上腹部と背中に痛みが強く出るようになり当所を再診。検査で膵炎の疑い(アミラーゼ値16IU/L)があり膵炎の薬を服用。腹痛は夜間にもみられ、下痢も続き体重43㎏が37㎏に減った。61歳時、腹部⑤も5分間の照射を追加した。足、腹部が温まると下痢は改善し、62歳時、上腹部の痛みが軽減し体重が38.8㎏に増えた。67歳時、アミラーゼ値が135IU/Lと低下してきた。70歳の現在、膵臓の薬と光線治療で胃の鈍痛、胃もたれはあるが体重は42㎏に増加し普通に生活できている。
光線研究 第647号 令和6年12月1日発行 一般財団法人・光線研究所