シェーグレン症候群に対する可視総合光線療法 2

 シェーグレン症候群、原発性胆汁性胆管炎

 84歳 女性 主婦

 58歳時、口の渇き、涙の減少、舌の痛みがあり、シェーグレン症候群、ドライアイと診断。とくに治療せず様子見となったので友人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し光線治療を開始。63歳時、健診で肝機能異常があり精査したところ原発性胆管炎(PBC)と診断、ウルソ服用を開始。PBCの治療で当所を再診。

 治療用カーボンは1000-3001番を使用。眼には3001-5000番を使用。⑦10分間、①②⑤⑥㉗㉘③⑯㊱㊲各5分間照射。

 自宅で毎日治療を行う。71歳時、PBCの進行はなく、シェーグレン症候群は人工唾液、点眼薬も使いながら光線治療を継続。75歳時、PBCの進行はなく、γ-GTPのみ高値であったが、自覚症状はなかった。76歳時、γ-GTPは340IU/Lと上昇したが半年後には136IU/Lに下がった。抗ミトコンドリア抗体は陽性だが変動はなかった。80歳時、PBCは進行はなく、シェーグレン症候群は光線治療と唾液腺マッサージを行い唾液、涙腺が以前より若干増えた、84歳の現在、腰部脊柱管狭窄症による両下肢痛があるので光線治療は週3回行っている。

 光線研究 第642号 令和6年2月1日発行 (一般財団法人 光線研究所)

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

代謝・内分泌・免疫の病気症例肝臓・膵臓・胆のう・胆道の病気