過労に対する可視総合光線療法 3

【治験例 1】

心筋梗塞術後 48歳 男性 178cm 74kg

◆症状の経過

 45歳時に心筋梗塞でカテーテル手術を行った。術後服薬を続けたが、時々胸が苦しくなるなど体調が悪く、恩師の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診したが、当初、仕事であまり来院できず、再度病院に入院しカテーテル手術を受けた。術後は、折を見て当所へ通院、光線照射を開始して約1年半が経つ頃には体調が安定したため、当所への通院治療を中止した。最初の手術から約3年経過した頃の冬、入浴後に再び胸が苦しくなった。すぐに病院で検査をしたが、異常は見つからなかった。度々胸の痛みが続いたため当付属診療所を再診。当所では倦怠感改善と胸痛の再発を予防するため次の光線治療を行った。

◆光線治療

治療用カーボン3000-5000番を使用。⑦①②㉙⑥(以上集光器使用せず)、③(1号集光器使用)、㉗④(2号集光器使用)。4台の治療器を使用し、合計40分間照射。

◆治療の経過

 特に午前中は体調不良で身体がだるく、起床時調子が悪い時は仕事を休んだ。それでも当所に通院し、光線治療で冷え切った体が温まると一日中体調は良かった。体調不良の頃は会社で社長交代があり夜酒宴が続いた時期であった。普段から小食であったのに暴飲暴食が続き、仕事は多忙で満足に休めずに疲労が蓄積していた。年末の忘年会や新年会なども断り、のんびり休息s疲労回復に心掛けた。年明けから当所への通院を再開して1ヵ月が経つ頃(計4回)には体調が良くなった。起床時の不調も胸の痛みも全くなくなった。今後も特に忙しい時や寒い時期には調子を崩しやすいため、休息と光線照射による疲労回復を心掛けていくよう指導した。

光線研究第639号 令和5年6月1日 一般財団法人 光線研究所発行

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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