運転もできなかった不安(パニック障害)が改善

 東京都/45歳・男性・会社員

 私は旅行会社に勤めていますが、このところリストラで社員が減って、その分仕事の量が増え、大変忙しくなっていました。過労で体が弱っていたせいか、今年のお盆のころに前立腺炎で高熱を出し、3週間も自宅療養していました。

 幸い順調い回復し、仕事にも復帰できていましたが、ある日、車の仕事中に突然、ジェットコースターにでも乗っているかのような恐怖感と動悸、めまいにおそわれて、外まわりの仕事ができなくなってしまいました。

 かかりつけの漢方の先生には、とくにからだは問題がなく、不安神経症(パニック障害)だろうと言われ、漢方薬を出してもらいました。漢方薬を1日3~4回服用したところ、症状はだいぶ楽になり、仕事中はあまり発作が出なくなりましたが、ひとりになると動悸や不安感が出て、車の運転もできず、つらい思いをしていました。 

 光線療法は、母が熱心に行っていました。6年前、母は子宮頸ガンの手術をして、余命が残り少ないと言われたときに光線療法を始め、いまでも元気にしています。私自身も今年初めに膝が痛くなり、光線療法を行ったところ大変効果があったので、ときどき照射していました。今回こんな状態になったので、光線療法が効くのではないかと、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診して指導を受けました。 

 治療用カーボンは3002-5000番を使用し、両足裏部⑦10~20分間、両足首部①・前額部⑮各10分間、両膝部②・後頭部③・左右咽喉部④各5分間照射。⑦①②以上1号集光器使用せず、③1号集光器使用、⑮④以上2号集光器使用。貴所で1回照射を受けただけで、不安感や動悸が軽減しました。通院できない日は、自宅で照射を行いました。徐々に症状は軽減していきましたが、うっかり漢方薬の服用を忘れると、動悸などの症状が出てきました。ただ、そんなときにも光線照射を行うと、とても体がリラックスして、症状がとれました。

 とくに、後頭部③や前額部⑮に照射すると、何とも心地よく、気持ちがすっきりしました。さらに光線療法を継続するうちに、症状がまったく出ない日が少しずつ増え、1ヵ月ほど照射を続けたところ、動悸や恐怖感はまったく出なくなりました。

 体力もついた感じで、心身ともに自身がもてるようになりました。光線療法には大変感謝しています。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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