抜歯後のリンパ節の腫れが消失
【治験症例 1】
抜歯後の腫れ
32歳・男性・会社員/身長173cm・体重59kg
◆症状の経過
20歳代後半より営業職にあり、とくに夏はほかの季節に比べて疲労感や倦怠感を強く感じた。不眠や食欲不振の症状も出ていた。
3ヵ月前に右の親知らずを抜歯したところ、その傷痕が急に痛み出し、頚部リンパ節の腫れも出てきたので、妻の実家の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②(以上集光器使用せず)・後頭部③(1号集光器使用)・左右咽喉部④各10分間、右頬部(以上2号集光器使用)15~20分間照射。
◆治療の経過
自宅で光線治療を行った。抜歯後の痛みは1回治療しただけで解消した。リンパ節の腫れも治療開始から1週間後には、ほとんど目立たなくなった。1ヵ月間の治療で体温は上昇し、食欲も回復し、倦怠感もなくなり、元気になった。
◆コメント
口腔やのどの部分は、常に外界とダイレクトに接している。したがって、体調不良だったり、免疫力が低下した場合には炎症などの症状が出現しやすい部位でもある。
とくに抜歯などによる大きな傷跡は、口腔内でも炎症は起こりやすい部位である。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著