手術予定だった蓄膿症、鼻茸が改善した

 愛媛県/71歳・男性・無職

 私は現在71歳の男性です。50歳代半ばより鼻詰まりや鼻汁が出るようになり、痰も多く出て、起床時にはとくに鼻水がのどに流れてくるために痰の切れが悪く、大変不快な日々をすごしていました。

 60歳になるころには、嗅覚も鈍くなり、65歳ごろにはにおいを感じなくなりました。近所の耳鼻科で紹介された総合病院で、蓄膿症(副鼻腔炎)と鼻茸の手術を受けることになっていました。

 ところが、手術の順番待ちの1ヵ月の間に、急速に鼻の炎症が悪化し、鼻呼吸ができなくなりました。一日中息苦しく、夜も眠れず、ついに意識障害も起きたため、とうとう手術は延期になりました。

 その後、脳外科、内科の検査を経て、翌月に2回に分けて手術を行うことになりました。ちょうどそのころ、大阪在住の息子が光線療法を熱心に勧めてくれました。

 そこで、早速光線治療器一式を求め、自宅で照射を開始しました。治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦10分間、両足首部①・両膝部②(以上集光器使用せず)・後頭部③・左右咽喉部④各5分間、鼻部⑯(以上2号集光器使用)10~15分間、左右鼻翼部(2号集光器使用)各5分間照射しました。

 一日二日と照射を続けているうちに、少しずつ鼻のとおりがよくなるように感じました。日増しに、手術受けたくないという気持ちが強くなってきたので、ついに手術2日前に中止を主治医に申し出ました。

 これで背水の陣、あとは光線療法のみと覚悟を決めました。なぜかこのとき、「光線で絶対に治る」との思いが胸の奥から湧き出しました。

 照射1ヵ月後、左鼻腔の通りがよくなってきました。治療用カーボン3005-4008番に変更し、腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)・口中部⑧(2号集光器使用)各10分間の照射を追加しました。

 照射2ヵ月後、完全に閉塞していた右鼻腔がときどき通るようになりました。照射3ヵ月後には、鼻呼吸ができるようになり、息苦しさを感じなくなりました。鼻の中の重苦しさも少なくなり、鼻茸が縮小したことを実感しました。

 照射開始2年後10月で鼻の通りは完全によくなり、鼻茸も消失しました。しかし、嗅覚はまだ完全に戻っていないので、照射を継続です。

 多少、照射期間はかかりましたが、手術をせずに夜も眠れない不快な症状から解放されたことは、光線療法の驚異的効果であり、感謝に堪えません。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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