前立腺ガンの腫瘍マーカーが低下

【治験症例 7】

  前立腺ガン術後

 68歳・男性・元会社員/身長165cm・体重59kg

◆症状の経過

 60歳すぎより排尿の勢いが弱くなり、夜間も3~4回排尿のために眼ざめるようになった。62歳時、尿閉を起こし、検査で骨盤内のリンパ節まで広がっている進行性の前立腺ガンと診断された。県立ガンセンターで睾丸を摘出し、ホルモン療法を開始した。

 主治医に2年以内の再発は避けられないと言われたが、当初の5年間は腫瘍マーカーである前立腺特異抗原(PSA)値は低値で安定していた。しかし、昨年よりPSA値が徐々に上昇し、本年は0.8→1.6→1.9→2.9ng/ml(3ヵ月ごとの検査)と上昇が止まらず、精密検査でも再発部位は不明であった。PSA値が上昇し始めてから尿切れが悪くなり(勢いは普通、残尿感なし)、ズボンを濡らす回数が多くなった。

 33歳から糖尿病(コントロール状態はよく、合併症はない)、50歳から高血圧症と不整脈で服薬中、58歳時に大腸ガン(今回の前立腺ガンとは関係ない)で上行結腸を30cm切除した。

 光線治療器は大腸ガン術後の治療で購入し、1年間の使用で体調がよくなったので、以後使用しなかった。今回、光線治療再開のため、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療 

 治療用カーボンは1000-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・背正中部㉘各10分間、腹部⑤・腰部⑥・後頭部③5分間、前立腺部㉖15~20分間照射⑦①②⑤⑥以上集光器使用せず、㉘③以上1号集光器使用、㉖2号集光器使用。

◆治療の経過 

 光線治療1ヵ月後の検査で、PSA値が0.2ng/mlまで下がった。主治医が驚いてもう1回測定したが、同値であった。ホルモン剤も副作用の少ないものに変更となった。治療10ヵ月目、PSA値は0.1ng/mlまで低下した。排尿状態も光線治療継続とともに改善し、ズボンを濡らすことはほとんどなくなり、夜間尿も1回になった。

 大腸についても1年1回内視鏡検査を受けているが、光線治療再開後はポリープもなく、成績は大変よい、糖尿病も空腹時血糖値が150~130mg/dl、HbA1cが8.0%~7.8%前後で安定し、不整脈も心配ないと言われている。光線治療で体調も非常によくなっている。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

kiichiro2
  • 大和市中央林間で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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