進行した前立腺肥大症の症状が改善した
神奈川県/64歳・男性・公務員
約1年前から尿の出が悪く、勢いも弱くなってきて、残尿感や排尿痛も出てきました。駅のトイレでは排尿まで時間がかかり、自分が終わるまでに隣の人が2~3人替わりました。混んでいるときには、後ろの人がいるためあせって、余計に時間がかかる状態でした。そのため、小便なのに大使用のトイレに入るようになりました。
徐々に症状は悪化し、恥骨の左側にも痛みが出て、仕事や生活にも支障を来すようになりました。病院の検査で「前立腺肥大症が進行しており、前立腺炎にもなっている」と診断され、大変ショックでした。
医師から急いで手術をしなくてもよいと言われ、2種類の薬を処方されました。しばらく服用しましたが、著しい効果がない上に血尿も見られるようになり、夜間尿も4~5回と多く、不眠症の状態が続いていました。
以前、気管支炎を患ったときに助けてもらった光線治療器を思い出し、今回も何とかよい結果が得られないかと貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診して、指示を受けました。
治療用カーボンは3002-5000番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②・腰部⑥各10分間、腹部⑤(以上集光器使用せず)・後頭部③(1号集光器使用)各5分間、会陰部(前立腺部)㉖(2号集光器使用)20分間照射というものでした。
光線照射1ヵ月後、尿の出ぐあいと勢いがいくらかよくなりましたが、前立腺部の何となく重い感じ、排尿痛や残尿感は変わりません。そこで、再度貴所の先生に相談し、治療用カーボン3001-4008番に変更することにしました。そして、ほとんど効果が見られない病院の薬を中止し、光線療法のみに賭けることにしました。
照射2ヵ月後、尿の勢いがよくなり、排尿痛と残尿感が少なくなってきました。駅のトイレでも排尿までの時間が短くなり、大使用を使わなくてもよくなり、本当に助かりました。病院で検査を受けたところ、担当医が「菌がほとんど見られず、血尿もなくなっている。前立腺の肥大も縮小している」と大変驚いていました。
照射3ヵ月後、排尿痛と残尿感がなくなり、気がついたら、左恥骨の痛みも消えていました。日中の頻尿も減り、夜間尿も1回になり、よく眠れるようになりました。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著