悪性腫瘍末期の夫が体力を回復した
佐賀県/64歳・男性・会社員(報告者・妻)
昭和10年生まれの夫が、春ごろより体調を崩しました。咳がなかなか止まらず、近くの病院にかかったところ、「悪性リンパ腫の疑いあり」とのことで、精密検査を受けることになりました。
その間、以前より何かあるとときどき使っていた光線治療器で、治療用カーボン1000-3002番を使って、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・両膝の裏・腰部⑥・腹部⑦・(以上集光器使用せず)・肩甲骨間部⑫(1号集光器使用)・左右咽喉部④(2号集光器使用)を各5~10分間照射しました。光線照射を始めて約1週間で咳も軽くなり、急にむくんだ体があっと言う間によくなりました。
その後、精密検査の結果、悪性リンパ腫Ⅳ期(末期)との告知がありました。そこで貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談して、光線治療器2台を使い、治療用カーボン1000-4008番の組み合わせに変えて照射することにしました。
大学病院では、入院までの間、ただひたすら精密検査のみで、まったく治療はしませんでした。しかし、治療器2台のこのカーボン番号での照射を開始してから、それまでほとんど食欲がなく、食事がとれなかった夫も徐々に食欲が出て、食事がとれるようになりました。
病院で胃カメラの写真を見せてもらうと、胃のリンパの腫れによる大きな潰瘍がたくさんあって、見ただけでも食欲があるはずがない状態でした。
しかし、入院までの間、しっかり光線照射したお陰で、食欲もだいぶ出てきて、減少した体重も下げ止まり、少しずつ回復してきました。
夫は体力を落としていましたが、光線療法で低下した体力をかなり回復させ、その上で入院することができました。
入院中、抗ガン剤治療を3週間で5回受けましたが、吐くこともグッタリすることもありませんでした。また、しっかり食欲もあり、主治医や外来担当の先生もびっくりしていました。
抗ガン剤をもう1回行う予定でしたが、検査の結果がとてもよかったので予定より早く退院することができました。退院後も、光線療法を活用して、夫の体調のよさを維持していきたいと思います。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著