ボコボコ出ていた下肢静脈瘤が改善した
千葉県/56歳・男性・会社員
私は、ある施設の管理の仕事をしています。普段から立ち仕事が多く、膝に負担のかかったせいか、55歳の秋ごろ、左膝の裏のツッパリ感と膝の痛みが出てきたのです。歩くときに膝がよく曲がらず、足を引きずるようになりました。また、私は坐禅をよく組むのですが、膝が曲がりにくく、それもできなくなりました。
整形外科のレントゲン検査ではとくに異常がなく、しばらく通院して電気治療を受けましたが、改善の兆しはありません。それから2ヵ月後、知人に光線療法を勧められ、早速治療器を求めて治療を始めました。
治療用カーボンは3000-4008番を使用して、膝の部分のみを照射しましたが、最初から大変効果が出ました。痛みも軽減、膝の曲がりもよくなってきました。ところがその後、膝の状態が悪化したのです。このまま自己流で光線療法を続けても、症状は緩和しそうにありません。
正しい光線療法の指導を受けるべきだと思い、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診して、次の照射方法を指導されました。
治療用カーボンは3001-4008番を使用して、両足裏部⑦・両膝部②・両足裏部(以上集光器使用せず)を各10分間。腰部(集光器使用せず)・後頭部③(1号集光器使用)を各5分間、左膝部(1号集光器を使用)10分間照射。
膝痛が大変強かったので、念のため整形外科で、MRI検査したところ、膝の半月板が悪いと言われましたので、光線照射を1日2回行うことにしました。
光線照射2週間ほどで、ほとんど痛みがとれました。膝の曲がりもよくなって、座禅もできるようになり、一日5000~6000歩くらい支障なく歩けるようになりました。ただ、膝のこわばった感じは残っていたので、これも貴付属診療所の指導を受け、治療用カーボン3を002-4008番に変更して光線照射を受けました。
足の静脈瘤のほうは、とくに左側が数年前からひどくなって、ボコボコ血管が出ていたので、静脈瘤の部分にも光線照射するようにしました。現在、光線療法を始めて5年になりますが、膝の状態は快調でよく歩けますし、あんなにボコボコ出ていた静脈瘤もいつの間にか、きれいになっています。
膝の調子が悪かったのも静脈瘤も、ともに足の血行が悪かったためです。光線療法で血行が大変よくなり、それで治ったのだと思います。今後も再発予防、健康維持に光線療法を役立てたいと思います。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著